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ここに一枚の写真がある。
原爆投下後の広島に象徴天皇となった裕仁天皇が初の行幸に出られた時のものである。
本来ならば、治安上、天皇を背後から撮影されることなどないはずであるが、なぜ、この写真が存在することになったのか。
米国による原爆投下の正当化のために、ドームの前に1万人もの広島市民を動員させ、天皇を前に万歳三唱をさせているのだ。これは、全米にニュース映画として配信されたものである。
こうして緻密に仕組まれた戦略により、原爆投下から新憲法発布、象徴天皇制の導入、これが原子力にどう結びつき、そして原発事故というカタストロフィーに繋がるのか、当日は2部構成で行います。
第1部: 「天皇と軍隊」を上映。
仏在住映画監督 渡辺謙一氏が2009年ドイツ・フランス公共放送で放映されたドキュメンタリー作品
第2部:鼎談「歴史から学ぶ核と原子力」
渡辺謙一氏/黒尾和久氏(ゲスト;重監房資料館部長)/木村真三氏(司会進行;獨協医科大学准教授)
日時:2020年2月1日(土)13時開場
(集まり次第上映開始、16時00分終了)
会場:安積総合学習センター
(旧 サンフレッシュ郡山)
住所:郡山市安積町荒井字南赤坂265
(定員140名、駐車スペース/150台)
資料代:500円
問合せ:吉川一男 090−7663−1566
主催:いまさらきけないプロジェクト実行委員会
開催主旨
原発震災によって、核による放射線が身近な問題になってしまいました。目の前で起きていることも大事ですが、同時に未来へ向けて解決するためには昭和、平成時代の歴史から学ばなければ見えてきません。今回は映画を教材にして作品中、福島県出身者2人がそれぞれの立場から発言しています。こうしたきっかけから歴史的経緯のもと日本が歩もうとする未来を感じてください。
オーストリアに「世界で最も安全な原発」と呼ばれている原子力発電所がある。1976年に完成して一度も使われたことがなく、今後も使われることがないからである。国民投票により50.47%という僅差で稼働を拒否。その直後、1977年スリーマイル島、1986年チェルノブイリで原発事故が起こり、原子力のないオーストリアを憲法に取り入れた。我々日本国民が「3.11」以降に行動すべきことだったのではないか。増谷英樹 コラムより一部抜粋
次回(第7弾)予定ご案内:令和2年8月23日(日)
リュドミラ・ウクラインカ、アンナ親子(ベラルーシ)による講演
「(仮)甲状腺がんを乗り越えて」
主催:いまさらきけないプロジェクト実行委員会
共催:NPO法人 チェルノブイリ医療支援ネットワーク